プログラム

G.ドニゼッティ《リータ》（原語上演）

出演

リータ：長太優子（ソプラノ）

大阪音楽大学音楽学部 声楽専攻卒業、同大学専攻科声楽専攻修了。「アマールと夜の訪問者」でタイトルロールデビュー。「フィガロの結婚」スザンナ、「コジ・ファン・トゥッテ」デスピーナ、川西市みつなかホール主催「魔笛〜パパゲーノの大冒険！」ダーメⅡ、「リータ」リータ役、などオペラ、オペレッタのほかミュージカルにも出演。エリザベス・ジュイヤール及びマッスィモ・タッディア両氏のマスタークラスにおいてディプロマを取得。関西歌曲研究会会員。(特非)関西芸術振興会・関西歌劇団正団員。関西歌劇団第103回定期公演「サンドリヨン」ノエミ役で出演予定。

ベッペ：島影聖人（テノール）

大阪音楽大学音楽学部声楽学科卒業、同大学音楽専攻科修了。大学在学時に啓明大学との交流の一環で、韓国・テグオペラハウスにて『蝶々夫人』ピンカートンでオペラデビュー。持ち前の巧妙さを活かし輝かしい声で花形からキャラクター役までこなし、オペラでは『ラ・ボエーム』『妖精ヴィッリ』『外套』『愛の妙薬』『ドン·パスクアーレ』『コジ・ファン・トゥッテ』『ドン・ジョヴァンニ』『森は生きている』『泣いた赤鬼』『こうもり』『ヘンゼルとグレーテル』『ルサルカ』『不思議の国のアリス』等の主要キャストで好演を果たす。また、ベートーヴェン『第九』等のソリストとしても活躍。現在、びわ湖ホール声楽アンサンブルソロ登録メンバー、上方オペラ工房メンバーとして演奏活動を行うほか、ジャンルを問わず様々なコンサートに出演している。

ガスパロ／ナビゲーター：池田真己（バリトン）

1990年生まれ。大阪と京都の境目、島本町在住。大阪府立春日丘高校で音楽部に入部し歌に憧れ声楽の道へ進む。京都市立芸術大学卒業、同大学院修了。第37回飯塚新人音楽コンクール第2位。オペラ「ラ・ボエーム」マルチェッロ、「赤い陣羽織」代官など様々な役柄を好演。NISSAY OPERA「ヘンゼルとグレーテル」父役で東京デビュー。また2022年はシューベルト「冬の旅」に挑戦し、リサイタルを3度行った。2023年5月三河市民オペラ「アンドレア・シェニエ」にルシェ役で出演予定。いばらきオペラ亭には2020年Vol.37愛の妙薬から関わっている。堺シティオペラ会員。現在、神戸市混声合唱団団員。

ピアノ：中村友美

神戸女学院大学音楽学部ピアノ専攻卒業、特別伴奏賞受賞。ウィーンやモスクワに短期留学して研鑽を積むほか、関西フィルハーモニー管弦楽団やソフィアフィルハーモニー管弦楽団(ブルガリア)などとピアノ協奏曲を協演。第12回KOBE国際音楽コンクール優秀賞他、多数受賞。神戸女学院大学音楽学部公式伴奏要員を経て渡米し、州立ノースカロライナ大学音楽学部にて声楽科コレペティトールや器楽伴奏員、授業伴奏員として勤務。同大学にてUNC Opera Music Directorとして携わったオペラ《Atlas》は、2021年度全米National Opera Associationで2nd Placeを受賞。著名な演奏家のリサイタル伴奏やマスタークラスの伴奏、NC NATS声楽コンクール公式伴奏者等も務めた。現在はソロ、室内楽、器楽、声楽、合唱団の伴奏、オペラの稽古ピアニストとして活動中。西宮音楽協会、神戸音楽家協会各会員。

ものがたり

ベルガモの旅籠の女将リータは、気の弱い夫ベッペを尻に敷いている。リータは以前にジェノヴァで船乗りのガスパロと結婚していたのだが、ガスパロが行方不明になってしまったため、未亡人としてベルガモに引っ越してきて、さらに大火事も経験し人一倍強く生きてきたのち、ベッペと結婚したのだ。ところがある日、リータの旅籠にガスパロがやって来た。彼はすでにリータを死んだものと思って再婚も決めていたため、彼女を見て逃げ出そうとするが、じゃじゃ馬リータをもてあましていたベッペは、ガスパロにリータを返そうと引き留める。こうして前の夫と後の夫とでリータを押しつけ合う勝負が始まった。勝負の結果、ガスパロが負けてリータを引き取ることになり、ベッペは喜ぶ。しかしガスパロはリータを上手くだまして過去の二人の結婚証明書を取り上げて逃げ出し、ベッペは押し付けられるくらいならリータを愛し抜くと心に決め、リータと共にガスパロを送り出す。

主催・お問合せ
（公財）茨木市文化振興財団　TEL 072-625-3055
茨木市音楽芸術協会

後援
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