設立趣意書

茨木市は、21 世紀を展望した魅力ある「やさしさと活力ある、文化の香り高い都市ま ちの構築」をまちづくりの基本理念に掲げ、北大阪の中核都市にふさわしい文化行政に積極的に取り組んできました。

近年の著しく変化する社会的背景を反映し、市民の芸術をはじめ文化に対する欲求はますます高まるとともに、多様化してきております。

成熟した社会に向かいつつある今日、市民の生活意識は物質的な満足を追求するだけではなく、文化的価値を重視した精神的な豊かさを求めようとする傾向を示しています。

また、市民は、従来から芸術・文化の受動的な鑑賞にとどまらず、自らの意思で企画あるいは参加する能動的な活動も展開し、芸術・文化を身近なものにしてきました。

豊かな芸術・文化を生み出し、市民の中に広めていくためには、芸術・文化にかかわる人たちはもちろんのこと、市民一人ひとりの個性と心の豊かさが尊重されるとともに、市民によって継承されてきた芸術・文化的な営みや、市民の間で培われてきた優れた文化的風土を守り発展させていくことは、今を生きる者の次の世代に対する責務であります。

以上のような目的を実現させていくためには、市内の企業等も含めた市民自らの英知と活力を存分に発揮できる基盤と体制の確立が必要となります。

茨木市は、このような理念と認識のもとに、財団法人茨木市文化振興財団を設立し、芸術・文化のより一層の発展に寄与しようとするものであります。

（平成８年３月２９日設立）

財団概要

・当財団では、茨木市における芸術文化の振興を目的とし、
　優れた芸術・文化の鑑賞機会の提供又は
　自主的な文化活動等の発表の場を提供する事業について
　支援する制度（共催・後援）がございます。
　詳細についてはお問合せください。

・当財団は、人権と個性を尊重する取り組みを実施するため人権方針（pdf）を定めています。