公演案内

※終了しました

横山佳世子の邦楽サロンVol.26

ヴァイオリンと箏による至極の和洋折衷-夢の共演第二弾!

2022年06月05日 (日) 14:00開演 / 13:40開場

チケット取扱
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珠玉の演奏とともに魅惑の邦楽世界をやさしく紐解く邦楽サロン
茨木市在住の箏曲家・横山佳世子がご案内します

筝曲の原点。西洋音楽の原点。

 

会 場

茨木市市民総合センター(クリエイトセンター)センターホール・舞台上特設サロン

チケット
購入・予約

全席自由

1,500円

※茨木市観光協会、茨木市勤労者互助会、OSAKAメセナカード各会員は10%引き(割引は本人のみ。この取り扱いは財団窓口のみ。)
※就学前のお子様はご遠慮ください。

発売日:4月26日(火)

発売初日はweb及び電話の予約受付のみです。
窓口での取り扱い(お支払い及びお引き取り)は翌日からです。

お問い合わせ (公財)茨木市文化振興財団 TEL 072-625-3055

明治以降の日本は、音楽教育に西洋音楽を取り入れそれに特化しました。
現在の日本人の中に、音楽室や音楽の教科書でJ.S.バッハの肖像画を見たことのない人は存在しないと言っても過言ではないと思います。これまでに何度もテレビなどで作曲者や楽曲名など意識せずに耳馴染んできた音楽の中には、きっとJ.S.バッハの作品が数多くあると思います。そんなJ.S.バッハはクラシック の礎を作った“音楽の父”とその後の音楽家から尊敬され、今なお世界中の音楽ファンから愛好されています(私もその一人です!)。
J.S.バッハが誕生した1685年、まだ西洋音楽が入ってきていない江戸期の日本で“近世箏曲の始祖”である八橋検校がその後の箏曲の礎となる数々の偉業を成して逝去しました。八橋検校が活躍していた当時の音楽や文化などの諸情勢を想像しながら八橋検校の作品に触れる時、自分がそれを次世代に繋げている一人かと深い感動と強い責任感を覚えます。
今回の邦楽サロンでは、箏曲の原点である八橋検校の純器楽曲の名曲『みだれ』と、西洋音楽の原点であるJ.S.バッハの数多の作品の中でも代表的な無伴奏ヴァイオリン曲の名曲『シャコンヌ』をまずお聴きいただき、楽器や洋の東西の相違を理屈抜きに感じとっていただいたのちに、宮城道雄(“現代邦楽の父”)が箏曲の伝承をしっかり受け継いだ上での新しい西洋音楽を取り入れた大改革を行った箏曲(新日本音楽)の代表作『春の海』、そしてその宮城道雄をこよなく尊敬しさらなる発展を行った沢井忠夫(“現代邦楽の旗手”のヴァイオリンと箏の二重奏作品『鳴き砂よ』、そして最後に茨木市で誕生した二十五絃箏と○○による令和の春の海】なる『月焦』をヴァイオリンversionにてお楽しみいただきます。
前回の邦楽サロンvol.25に引続き、10年以上前から共演を夢見ていたオーケストラ・ソロ・室内楽など幅広くご活躍のヴァイオリン名手で私の憧れの先輩との初共演「夢の共演第二弾!」、期待を裏切らない至極の和洋折衷をご堪能いただきたく、皆さまのご参加を心よりお待ち申し上げます。
(横山佳世子)

出演

横山佳世子演奏とお話:横山佳世子

10歳より沢井忠夫に師事。東京藝術大学大学院修士課程修了。平成20年度「邦楽技能者オーディション」合格、ビクターより合格記念主演CD「生田流箏曲 横山佳世子」リリース。平成20年度「文化庁芸術祭新人賞」、平成24年度「同優秀賞」受賞。平成24年度「京都市芸術新人賞」受賞。古典から現代音楽まで、幅広いレパートリーを持ち、積極的な演奏活動と教授・普及活動を行う。FM放送や海外公演も多数。鳴門教育大学非常勤講師。

 

杉江洋子ヴァイオリン:杉江洋子

京都に生まれ、母の手ほどきを受けヴァイオリンを始める。子どものためのバイオリンコンクール金賞受賞。全日本学生音楽コンクール高校の部西日本大会第1位。第1回宝塚ベガコンクール入選。2004年かやぶき音楽堂デュオコンクール審査員特別賞受賞。京都市立京都堀川音楽高等学校を経て、東京藝術大学音楽学部卒業。1993年より神戸室内合奏団団員をつとめ、1997年同大学大学院修士課程修了。スペイン・マドリッドに在住した後、2000年より大阪センチュリー交響楽団現・日本センチュリー交響楽団)の第二ヴァイオリン次席奏者、2010年5月より京都市交響楽団第二ヴァイオリン副首席奏者。京都市立京都堀川音楽高等学校、同志社女子大学非常勤講師。
京都フランスアカデミーにて、故ジェラール・ジャリ氏に、室内楽をクリスチャン・イヴァルディ氏に、スペイン(サンタンデー ル)レイナ・ソフィア夏期セミナーでは、ホセ・ルイス・ガルシア氏のマスタークラスを受講。リッカルド・ブレンゴラ、ザハール・ブロン、ジョージ・パウク、トーマス・クリスティアン、ズビ・ザイトリン、四方恭子各氏の指導も受けており、これまでに尾島綾子、橋本寿子、浦川宜也の各氏に師事。室内楽を岡山潔、林俊昭、故・田中千香士の各氏に師事。 藝大室内楽定期演奏会、東京藝術大学同声会主催「新卒業生演奏会」に出演。大学院在学中には、音楽評論家故・長谷川武久氏によるレクチャーコンサートにて全国各地で演奏した。これまでにソリストとして、藝大フィル、テレマン室内管弦楽団、伊丹シティフィル、京都祝祭管弦楽団、京都新祝祭管弦楽団、ヒビキミュージックオーケストラ、龍谷大学管弦楽団、三大オーケストラなどとも共演しており、また京響メンバーとの弦楽出世魚Yo-Yo-Ju、弦伍楼など、ライブ活動や室内楽にも積極的に取り組んでいる。 2013年チャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲、リムスキー=コルサコフ/シェヘラザードのライブ録音、また、2017年J.S. バッハ無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全曲がCDリリースされている。 最近はsousou、オートミールと筋トレにはまっている。
公式サイト http://yokosugie.com

プログラム

八橋検校:みだれ
J,S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2番 ニ短調(BWV1004)より シャコンヌ
宮城道雄:春の海
沢井忠夫:ヴァイオリンと箏のための 鳴き砂よ
高橋久美子:月焦

 


主催・お問合せ
(公財)茨木市文化振興財団 TEL 072-625-3055

後援
茨木商工会議所 茨木市観光協会

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