公演案内

※終了しました

【完売御礼】横山佳世子の邦楽サロンVol.25

没後25年沢井忠夫のDNA~夢の姉妹共演

2022年03月04日 (金) 14:00開演 / 13:40開場

チケット取扱
  • インターネット
  • 電話
  • 窓口

チケットは完売いたしました。ありがとうございました。
なお、当日券の販売はございません。ご了承のほどお願い申しあげます。

 

珠玉の演奏とともに魅惑の邦楽世界をやさしく紐解く邦楽サロン
茨木市在住の箏曲家・横山佳世子がご案内します

不世出の現代箏曲家、天才・沢井忠夫が愛した秘蔵弟子が
25年の年月を経て茨木で夢の共演!

 

会 場

茨木市市民総合センター(クリエイトセンター)センターホール・舞台上特設サロン

チケット
購入・予約

全席自由

1,500円

※茨木市観光協会、茨木市勤労者互助会、OSAKAメセナカード各会員は10%引き(割引は本人のみ。この取り扱いは財団窓口のみ。)
※就学前のお子様はご遠慮ください。

発売日:1月23日(日)

発売初日はweb及び電話の予約受付のみです。
窓口での取り扱い(お支払い及びお引き取り)は翌日からです。

お問い合わせ (公財)茨木市文化振興財団 TEL 072-625-3055

 「現代邦楽の旗手」と称され、箏の音楽を現代の芸術音楽として開拓した希代の天才箏曲家・沢井忠夫(1937~1997)は、演奏家としてだけでなく、作曲家・教授者として素晴らしい作品と大きな一派を創りました。
 今回のゲスト西陽子さんと私は、その沢井忠夫師の許へ子供の頃に入門し、優しくも完璧主義な薫陶を受け、師と同じ東京藝術大学の校舎でも学んだ同じDNAが流れる沢井忠夫チルドレンでした。師の教室や芸大でお顔を合わす機会はありませんでしたが、西陽子さんの輝かしいサラブレットなお噂を、師はもちろんのこと、大多数の方々からいつも耳にし、いつしか唯一無二の憧れの姉弟子としてこれまで片思いをひたすら続けてまいりました。
 今回の二十五回目の邦楽サロンを記念して、念願の姉弟子との夢の共演が実現する運びとなり胸が躍っております。
 師が十八番としてよく演奏していらした「水の変態(宮城道雄の処女作)」や、師が古典を詣でて作曲された箏二重奏曲の姉妹共演と、各オリジナルソロ演奏(十七絃・二十五絃箏)を通じて、“沢井忠夫ism”や、“守破離”を経た“沢井忠夫チルドレンの現在(いま)”を感じ取って頂きたく存じます。
 トークインタビューも含め、誰より私が一番楽しみな記念回です。初めての方も、邦楽ファン以外の方も是非この機会にご参加下さい。 
(横山佳世子)

出演

横山佳世子演奏とお話:横山佳世子

10歳より沢井忠夫に師事。東京藝術大学大学院修士課程修了。平成20年度「邦楽技能者オーディション」合格、ビクターより合格記念主演CD「生田流箏曲 横山佳世子」リリース。平成20年度「文化庁芸術祭新人賞」、平成24年度「同優秀賞」受賞。平成24年度「京都市芸術新人賞」受賞。古典から現代音楽まで、幅広いレパートリーを持ち、積極的な演奏活動と教授・普及活動を行う。FM放送や海外公演も多数。鳴門教育大学非常勤講師。

◆ゲスト
歌・箏・十七絃:西 陽子

1964年、和歌山市生まれ。4歳から生田流筝曲の手ほどきを受け、12歳で沢井忠夫に入門。後に沢井一恵にも師事。弱冠16歳で日本三曲コンクール入賞。東京藝術大学音楽学部邦楽科を1986年に卒業。卒業と同時に皇居内桃華楽堂にて御前演奏。KAZUE SAWAI KOTO ENSEMBLEで多くの海外公演に参加。和歌山で筝曲教室を開き、母校の県立桐蔭高校筝曲部でも指導を始める。1990年に和歌山で、93年には東京でデビュー・リサイタル。女性筝カルテットKOTO VORTEX を結成。1994年、全曲委嘱新作によるリサイタル。藤枝守の「モノフォニー・コンソート」に参加、神奈川県立音楽堂レジデンシャルアーティストとしてTRIO DU MONDE を結成。高橋悠治プロデュースの伝統楽器グループ「糸」に参加。クラシック、現代音楽、民族音楽に触れ、編曲や即興演奏も通じて箏の新たな可能性に挑戦する。2001年からリサイタルシリーズ「face」、3年間で10回のコンサートを行う。03年から、木戸敏郎による古代楽器の復元による音楽活動に参画、箜篌や瑟、エジプトのアンギュラーハープを演奏。2006年にシリーズ「LETTER」を開始、3年間で5回のコンサート。音とことばによる歌の成り立ちをみつめ、社会や生活における音楽のありかたを模索。08年、世界経済フォーラム・ダボス会議で演奏。竹中平蔵との出会いから、経済と文化の一体交流を目ざす。ソロ・コンサート「SPIRIT OF A TREE」でアメリカ3都市、ハンガリーとドイツをツアー。欧米、アジア各地に招かれるほか、ブラジルでは2009年以来2018年まで毎年公演を重ねている。2010年から3年にわたりコロンビア大学に客員研究員として赴任、ニューヨークで創作や演奏活動を行う。上海万博、小澤征爾音楽監督によるJAPAN.NYC音楽祭に出演。ニッポン放送「藤沢周平傑作選」の音楽を担当。11年、フルートとのデュオ・NINA DUOを結成し、カーネギーホールにて公演。14年、リトアニアにて権代敦彦の新作オペラ「桜の記憶」に出演。ソリストを務める。15年にはアジア・ヨーロッパ・南米を結ぶツアーを敢行、パリ・日本文化会館にてソロリサイタルを行う。21年新たなコンサートシリーズ「Poetic」「Koto Cross Composing Project」を開始。箏の音楽の伝え方を模索しつつ、作曲家との共同制作、また自らも作曲し、箏のための新しい作品を制作し、発信している。これまでに14カ国26都市でソロ公演を行い、音律を探求した「筝組曲~植物文様~」(1999年)、クラシックの音楽家とのコラボレーションによる「ファンタスマ」(2002年)、即興による「四季熊野」(10年)、これまでの集大成としての「月夜の海」(11年)、自作曲のみによる「The Magic Dragon」(13年)と5枚の多彩なアルバムをリリース。テリー・ライリー、アルヴィン・ルシエ、ムーンドッグ、カール・ストーン、高橋悠治、一柳慧、石井眞木、吉村弘、鳥養潮、大友良英、藤枝守、中川俊郎、寺嶋陸也、三輪眞弘、港大尋、伊左治直、新垣隆、権代敦彦、川島素晴、武智由香、斎藤徹らの作曲家、岡井隆、藤井貞和、島田雅彦、伊藤比呂美、寮美千子、松井茂らの歌人・詩人・作家、サルドノ・クスモ、ジャン・サスポータス(ピナ・バウシュ舞踊団)らの舞踊家、美音子グリマー、中ザワヒデキ、兼古昭彦らの美術家とパフォーマンスを行っている。海外との交流のいっぽう、和歌山を拠点に地域に密着しつつ開かれた活動を継続中。箏による演奏・創作・教授活動を通して、現代の世界や社会と近く深くつながる音楽活動をめざしている。和歌山県文化奨励賞、和歌山市文化奨励賞、和歌山市文化功労賞を受賞。
オフィシャル・ウェブサイト http://nishi-yoko.com

プログラム

宮城道雄:水の変態
沢井忠夫:3つのパラフレーズ
横山佳世子:題未定(初演)
西 陽子:月夜の海


主催・お問合せ
(公財)茨木市文化振興財団 TEL 072-625-3055

後援
茨木商工会議所 茨木市観光協会

Scroll Up