公演案内

※終了しました

横山佳世子の邦楽サロンVol.24

二十五絃箏×即興ダンス=人生一路

2022年01月24日 (月) 14:00開演 / 13:40開場

チケット取扱
  • インターネット
  • 電話
  • 窓口

珠玉の演奏とともに魅惑の邦楽世界をやさしく紐解く邦楽サロン
茨木市在住の箏曲家・横山佳世子がご案内します

伝統・めぐりあい・再起…寒さに耐えて春を待ち望んだ、今、体感して欲しい!
心に炎を抱えてまっすぐに進む、人生を懸けた表現への挑戦!

 

会 場

茨木市市民総合センター(クリエイトセンター)センターホール・舞台上特設サロン

チケット
購入・予約

全席自由

1,500円

※茨木市観光協会、茨木市勤労者互助会、OSAKAメセナカード各会員は10%引き(割引は本人のみ。この取り扱いは財団窓口のみ。)
※就学前のお子様はご遠慮ください。

発売日:11月29日(月)

発売初日はweb及び電話の予約受付のみです。
窓口での取り扱い(お支払い及びお引き取り)は翌日からです。

お問い合わせ (公財)茨木市文化振興財団 TEL 072-625-3055

2022年第一弾の邦楽サロンは、私が“守破離”の精神の分岐点(破)で邂逅した二十五絃箏一面で、自身の復帰記念曲として必ず弾こうと決めていた≪再起を謳う独奏曲≫と、≪即興ダンスとの人生そのもの命懸けの表現(アソビ)≫に挑みます。

即興ダンスは、今回のW歓喜の豪華企画として、舞踊家(即興ダンス)の岩下徹氏をスペシャルゲストにお迎えし、互いの奥底に宿るものを題材に一期一会の空間で即興対話をし、魂の火花を散らすべく、無条件でありのままの全身全霊に初挑戦いたします。

また、一期一会の空間で即興の交感を下さるお客様(共演者さま)には、束の間のひと時、身体表現をコラボ体験して頂きます。限られたスペースと時間ですが、鳴り物・台詞などの声・ダンスなどなど、ご自由に遊んで頂くご用意も頂けましたら幸いです。

 【おこと】定番の新春コンサートでは味わえない、当サロンならではの肩肘張らないガチ内容で、言語の伴わない緊張と緩和の妙を存分にお楽しみ頂きたく、皆さまのご参加をお待ち申し上げます。 (横山佳世子)

出演

横山佳世子演奏とお話:横山佳世子

10歳より沢井忠夫に師事。東京藝術大学大学院修士課程修了。平成20年度「邦楽技能者オーディション」合格、ビクターより合格記念主演CD「生田流箏曲 横山佳世子」リリース。平成20年度「文化庁芸術祭新人賞」、平成24年度「同優秀賞」受賞。平成24年度「京都市芸術新人賞」受賞。古典から現代音楽まで、幅広いレパートリーを持ち、積極的な演奏活動と教授・普及活動を行う。FM放送や海外公演も多数。鳴門教育大学非常勤講師。

◆スペシャルゲスト
舞踊家(即興ダンス):岩下 徹

(c)前澤秀登(まえざわ・ひでと)

国際的な舞踏集団<山海塾>ダンサー。ソロ活動では<交感(コミュニケーション)としての即興ダンス>の可能性を追求。1957年東京生まれ。82~85年石井満隆ダンスワークショップで即興を学 び、83 年ソロ活動開始。かつて精神的危機から自分のからだを再確認することで立ち直ったと いう経験を原点とするソロダンスは、等身大のからだひとつで立つことから始まり、場との交感か ら生まれる即興として踊られる。代表作に、「みみをすますー谷川俊太郎同名詩より」、音楽家達 との即興セッション等。1989 年より滋賀県/湖南病院(精神科)で医療の専門スタッフと共にダ ンスセラピーの試みを継続実施中。日本ダンスセラピー協会顧問。桜美林大学、滋賀県立総合 保健専門学校非常勤講師。
https://www.facebook.com/toru.iwashita.52

 

『即興』について  (岩下徹)
生まれたことが即興ならば、生きていることもまた即興であろう。
では、何故私はその上尚も表現行為としての即興を望むのか?
それは、何より十全に生きている瞬間が欲しいからである。
しかし、そのことの実現は「私」だけでは絶対に不可能、他者との<交感>によってのみ初めて可能になる。
即興という同一平面に開かれた地平に於いてこそ、それぞれが全く対等に自己を解き放ち、交流し得るのである。
それは正に、自他を超えた偶然と必然との至福の邂逅、Celebration of the moment (Derek BAILEY)であろう。
しかし、現実は非常に厳しく、不発に終わることも度々である。
私は即興を信じ過ぎているのかも知れない。
飢(かつ)える程にコミュニケイションを欲するが故、ディスコミュニケイションを来してしまうのか・・・?
しかし、(だからこそ!)<交感>としての即興を求めて止まないのである。
不自由で閉じられているからこそ、「私は私」という同語反復から逃れ出で、自我(エゴ)の壁を越え<外>に出たいのである。
そこにこそ、本当の自由が有るように思われる。
即興は困難ではあるが、決して不可能ではない。
微力ではあるが、断じて無力ではないと信じている。

<交流>(コミュニカシオン) もしこれがないのならば、我々にとって何ものも存在しなくなるだろう。 -G.バタイユ

プログラム

伊福部昭:二十五絃箏曲 琵琶行 ―白居易ノ興ニ倣フ―(1999)/二十五絃箏独奏 横山佳世子

 


主催・お問合せ
(公財)茨木市文化振興財団 TEL 072-625-3055

後援
茨木商工会議所 茨木市観光協会

Scroll Up