感受性豊かなこどもたちと伝統芸能との出会い、大藏流狂言師・茂山千三郎が演出します。
「狂言」を通じて日本の伝統を身近に感じてもらうための体験講座です。
会 場 | |
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【講座】受講料:2,000円(通し) <対象・定員> 受付開始:4月1日(火)10時 お申し込みは電話(072-625-3055)およびweb受付 ※講座から発表まで5回通しで参加できる方。保護者同伴でご参加ください。 |
お問い合わせ | (公財)茨木市文化振興財団 TEL 072-625-3055 |
◆狂言「柿山伏(かきやまぶし)」
出羽の羽黒山の山伏が大峰、葛城で修行して帰る途中、お腹がすいたため、道端の柿の木に登って無断で柿を食べているところへ、畑主が見回りにやってきます。 それを見つけて腹を立てた畑主は、木のかげに隠れた山伏をからかってやろうと、わざと「あれは鳥だ」「猿だ」と声に出します。正体がばれないように山伏は、 そのたびに鳴き声を真似しますが、ついに「あれは鳶(とび)だ、鳶ならば羽を伸ばして鳴くものだが、鳴かないのなら人であろう」と言われ、 とうとう畑主にのせられ鳶の鳴き真似をしながら木の上から飛びおりてしまいますが・・・。 狂言とは便利なもので、何でも有るつもりで演技をします。そのつもりの演技が十分に発揮されている狂言の一つです。
◆小舞「神鳴(かみなり)」
医者の少ない東国へと下る藪医者(やぶいしゃ)が、名医の大勢いる京の都から逃げ出します。その道中、雲から転落してきた神鳴と遭遇します。 人間相手には振るわなかった藪医者ですが見事に神鳴を治療し、その礼として800年間旱魃(かんばつ)や水害を起こさない約束を取り付けます。 今回お稽古する小舞「神鳴」は、狂言の最後に、神鳴が再び空へ舞い上って行くシーンです。
茂山千三郎(しげやませんざぶろう)
1964年生まれ。祖父三世茂山千作(人間国宝)、父四世茂山千作(人間国宝)に師事。3歳「業平餅」童にて初舞台。50ヶ国に及ぶ海外公演をはじめ、多ジャンルとの交流、演出家としても活躍。1999年「京都文化奨励賞」、2004年「京都市芸術新人賞」、2014年「京都府文化功労章」受賞。2021年茂山千五郎家から独立する。
主催
(公財)茨木市文化振興財団 072-625-3055
後援
茨木商工会議所 茨木市観光協会
企画協力
サブ・アーツ(茂山千三郎事務所)