公演案内

伝統芸能 主催

第235回公演

※終了しました

いばらき能「舎利」

逃げる足疾鬼!追う韋駄天!

2019年03月10日 (日) 14:00開演 / 13:30開場

チケット取扱
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  • チケットぴあ
  • ローソンチケット
会 場 茨木市市民総合センター(クリエイトセンター)センターホール
チケット
購入・予約

全席指定

3,000円
65歳以上、障害者及びその介助者2,500円
青少年(24歳以下)1,000円

※茨木市観光協会、茨木市勤労者互助会、OSAKAメセナカード各会員は10%引き(割引は本人のみ。この取り扱いは財団窓口のみ。)
※就学前のお子様はご遠慮ください。

お問い合わせ (公財)茨木市文化振興財団 TEL 072-625-3055
プレイガイド

ローソンチケット 0570-000-407(オペレーター対応)・Lコード予約 0570-084-005(Lコード:54845)
※ローソンの取り扱いチケットは、ローソン・ミニストップ各店舗で直接購入できます。 ≫詳細はこちら

チケットぴあ Pコード予約 0570-02-9999(Pコード:489-395)
※ぴあの取り扱いチケットは、セブン-イレブン各店舗で直接購入できます。≫詳細はこちら

◆能・狂言解説

◆仕舞「大江山」
シテ:山本章弘
地謡:浦田親良 井戸良祐 大西礼久 笠田祐樹

【あらすじ】
丹波国大江山の鬼退治の勅命を受けた源頼光の一行は、山伏に扮して酒呑童子の隠れ家に一夜の宿を求めます。「私が酒呑童子と呼ばれるのは酒が好きなためで、酒ほど好いものはない」と言っては上機嫌で一行に酒を勧め、重代の住家としていた比叡山を追われて、国々山々を転々とめぐり、この地に隠れ住むようになった次第を語ります。やがてこの隠れ家を他言してくださるなと固く約束し、酒に酔い伏しそのまま寝床へ行ってしまいました。
頃を見計らい、頼光がその閨の中をうかがうと、酒呑童子は恐ろしい鬼神の正体を露呈しながら眠っていました。頼光は独武者とともに鬼神に斬りかかり、ついには首を打ち落とし、都へ帰るのでした。
仕舞では、宴会が盛り上がり、酒呑童子もおぼつかない足許で舞い出すが、やがて酔っぱらい、そのまま寝床に入ってしまう場面を演じます。

◆お囃子解説

◆狂言「清水」
シテ(太郎冠者):善竹隆司
アド(主):善竹彌五郎
後見:上吉川 徹

【あらすじ】
主人は、お茶の会で使う水を、野中の清水へ汲みに行くよう、太郎冠者に命じます。
お使いが面倒な太郎冠者は、「清水に鬼が出た」と嘘をついて逃げて帰ってきます。主人は太郎冠者が置いてきた秘蔵の手桶を惜しがり、自ら清水に行って探してくると言い出します。困った太郎冠者は先回りをして、鬼の面をかぶって主人を脅します。あわてて逃げて帰った主人ですが、あまりに不思議なことが多いため、今一度探しに行くと言い出します。しかたなく太郎冠者は、もう一度先回りをして脅すのですが…。

◆能「舎利」
シテ(里の男・足疾鬼):山本章弘  
ツレ(韋駄天):山本麗晃
ワキ(旅の僧):福王知登
アイ(泉涌寺の僧):善竹隆平
後見:赤瀬雅則
地謡:笠田祐樹 大西礼久 吉井基晴 井戸良祐
笛:斉藤 敦
小鼓:古田知英
大鼓:守家由訓
太鼓:中田弘美

【あらすじ】
出雲の僧が都のお寺を見てみようと、京都にやって来ました。そして唐から伝わったという仏舎利を見ようと、泉涌寺にやってきます。そして寺男に案内され、仏舎利を拝見して感激していると、寺の近くに住む男がやってきて、一緒に仏舎利を拝みます。最初その男は、有難い仏舎利のいわれを語っていましたが、突然空が曇り、雷が鳴り響くと同時に、男の顔がみるみる鬼に変わります。そして自分は昔からこの仏舍利を狙っていた、足疾鬼の執心であると言い、仏舎利を盗んで、お寺の天上をぶち破って、虚空に飛び去ります。物音に驚いてやってきた寺男から、僧は昔、足疾鬼という外道が、仏舎利を盗んだが、韋駄天という足の速い仏が取り返した、という話を聞きます。そして二人で韋駄天に祈ると、やがて韋駄天が現れ、足疾鬼を天上界へ下界へと追い回し、遂には舍利を取り戻しました。

【見どころ】
動きが少ないと思われがちな能ですが、この曲は動きも多く、特に後半足疾鬼と韋駄天との闘いは迫力があり視覚的にも面白く、ストーリーも非常に分かり易い曲です。能面を掛けていても台に飛び乗ったりする様は圧巻です。

出演

◆山本章弘
観世流能楽師。重要無形文化財保持者総合指定保持者。大阪城近くの山本能楽堂(国登録有形文化財)を中心に「現代に生きる魅力的な芸能」として、能楽の普及と継承につとめる。大阪商工会議所、大阪市、大阪観光局とともに、大阪が「芸能の都」である事を周知し大阪の文化振興に貢献。次代を担う子どもたちへの普及活動も積極的に行い、これまでに約8万人の子どもたちに能の魅力を伝えてきた。近年は東ヨーロッパを中心に能を通じた国際文化交流に尽力する。平成29年10月には大坂城とブルターニュ大公城(フランス/ナント市)との友好城郭提携の際ナポレオンも愛したオペラ座で能の公演を実施し国際親善に貢献。平成29年度外務大臣表彰、関西元気文化圏特別賞、ティファニー財団伝統文化大賞、国際交流基金地球市民賞など多数受賞。公益財団法人山本能楽堂 代表理事。公益社団法人能楽協会理事。公益社団法人能楽協会大阪支部常議員。


主催・お問合せ
(公財)茨木市文化振興財団 TEL 072-625-3055

制作
(公財)山本能楽堂 有限会社三栄企画

後援
茨木商工会議所 茨木市観光協会

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