公演案内

音楽 主催

いばらきオペラ亭Vol.48

※終了しました

道化師

これであなたもオペラ通!初めての方も楽しめる、解説つきコンサート♪

2024年02月25日 (日) 14:00開演 / 13:30開場

チケット取扱
  • インターネット
  • 電話
  • 窓口
  • ローソンチケット
会 場 茨木市市民総合センター(クリエイトセンター)センターホール
チケット
購入・予約

全席指定

1,800円

※茨木市観光協会、茨木市勤労者互助会、OSAKAメセナカード各会員は10%引き(割引は本人のみ。この取り扱いは財団窓口のみ。)
※就学前のお子様はご遠慮ください。

発売日:12月5日(火)

発売初日はweb及び電話の予約受付のみです。
窓口での取り扱い(お支払い及びお引き取り)は翌日からです。

お問い合わせ (公財)茨木市文化振興財団 TEL 072-625-3055
プレイガイド

ローソンチケット Lコード:52403
※ローソンの取り扱いチケットは、ローソン・ミニストップ各店舗で直接購入できます。

 

プログラム

R.レオンカヴァッロ《道化師》(原語上演)

出演

ネッダ:梨谷桃子

 梨谷桃子大阪音楽大学卒業。マグダ・オリヴェーロ国際コンクール入賞。第32回摂津音楽祭リトルカメリアコンクール 金賞。大阪府知事賞、聴衆審査員賞を受賞。2017年から渡伊。トリエステ歌劇場にて研鑽を積む。「ジャンニ・スキッキ」ラウレッタ役にてイタリアデビュー。トリエステ・ヴェルディ歌劇場にて「イル・トロヴァトーレ」イネス役などコンサートやオペラにソリストとして出演。国内では「道化師」ネッダ、「椿姫」フローラ、「ドン・ジョヴァンニ」ドンナ・アンナ、「偽の女庭師」ヴィオランテ、「蝶々夫人」蝶々夫人などで出演。これまでに、Mina Tasca Yamazaki、荒田祐子の各氏に師事。関西歌劇団正団員。上方オペラ工房メンバー。

カニオ:水口健次

水口健次大阪音楽大学卒業 。同専攻科修了2003年上方オペラ工房『愛の妙薬』ネモリーノ役でデビュー。2006年文化庁・芸術団体人材育成支援事業 日本オぺラ団体連盟人材育成オぺラ公演『ジャンニ・スキッキ』においてリヌッチョ役を演じる。2021年佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ『メリー・ウィドウ』にカスカーダ子爵役で出演。続く2022年には『ラ・ボエーム』にパルピニョール役で出演。その他の出演オペラに『トゥーランドット 』カラフ王子役を始め『妖精ヴィッリ』ロベルト役 『蝶々夫人』ピンカートン役 『椿姫』アルフレード役『ラ・ボエーム』ロドルフォ役『カルメン』ドン・ホセ役『こうもり』アイゼンシュタイン役 アルフレード役等多数。現在 上方オペラ工房メンバー 関西二期会準会員。

トニオ:池田真己

1990年生まれ。大阪と京都の境目、島本町在住。大阪府立春日丘高校で音楽部に入部し歌に憧れ声楽の道へ進む。京都市立芸術大学卒業、同大学院修了。第37回飯塚新人音楽コンクール第2位。これまで「ラ・ボエーム」マルチェッロ、「赤い陣羽織」代官、NISSAY OPERA「ヘンゼルとグレーテル」父、「アンドレア・シェニエ」ルシェなど多数のオペラに出演。神戸市混声合唱団団員。堺シティオペラ会員。音声配信者としてstand.fm「気分屋の時間」、Voicy「オペラ歌手池田真己の楽屋話」の2つのチャンネルで毎日配信中。いばらきオペラ亭には2020年Vol.37愛の妙薬から関わっている。

ベッペ:近藤勇斗

近藤勇斗劇団四季で子役を経験し舞台を志す。大阪音楽大学大学院修了。これまでにみつなかオペラ、河内長野マイタウンオペラ、和歌山市民オペラ協会、姫路市文化交流財団などの主催公演に出演。出演作品は「フィガロの結婚」バジリオ、「ドン・ジョヴァンニ」オッターヴィオ、「魔笛」タミーノ他、「偽の女庭師」伯爵、「トスカ」スポレッタ、「おこんじょうるり」ごんすけ、「満仲 〜美女丸の廻心」美女丸、「千姫」宮本三木之助など。(特非)関西芸術振興会・関西歌劇団正団員。ヴォーカルアンサンブル《ノスタルジア》メンバー。

シルヴィオ:東 平聞

東平聞大阪音楽大学専攻科修了。
卒業後、活動の中心をオペラに置き、これまでに「メリーウィドウ」ダニロ、「ラ・ボエーム」マルチェロ、ショナール、「愛の妙薬」ドゥルカマーラ、「蝶々夫人」シャープレス、ゴロー、「ジャンニ・スキッキ」タイトルロール、「こうもり」ファルケ、「パリアッチ」トニオ、「椿姫」ジェルモン等に出演。これまでに演じた役柄は 60 を超える。作品や人物背景の読み込みによる優れた演技力は常に高い評価を得ている。その他「第九」、「メサイア」、「レクイエム」等のソリストも務める。
今シーズンは「フィガロの結婚」、「カルメン」、「ランメルモールのルチア」等に出演。
現在、関西二期会会員。大阪音楽大学付属音楽院講師。

ピアノ:伊原敏行

伊原敏行hp大阪音楽大学音楽学部ピアノ科卒業、同専攻科修了。イタリアのミラノに2年間留学、主にイタリアオペラの伴奏者としての研鑽を積む。帰国後は関西一円のオペラ公演の稽古ピアニストとして活動する一方、また各種コンサート、リサイタルにおいて伴奏ピアニストとして舞台に立つ。2000年に関西在住の有志と共に上方オペラ工房を旗揚げ、「オペラは娯楽です」をモットーに独自の活動を繰り広げている。本ハイライトコンサートシリーズには2013年から毎年出演を重ねる。現在、上方オペラ工房世話役、NHK大阪文化センター講師、淡路声楽セミナー講師、宝塚市民カレッジ講師。

ナビゲーター:清原邦仁

清原 邦仁大阪音楽大学大学院オペラ研究室修了。数多くの公演にソリストとして出演し、「リゴレット」マントヴァ公爵、「ヘンゼルとグレーテル」魔女等、40以上の幅広い役柄を好演。 06年にはイタリアで「蝶々夫人」ゴローを演じ各紙で好評を得た。オペラ作品以外でも多くの宗教曲・合唱曲のソリストをつとめ、帝国劇場「レ・ミゼラブル」などのミュージカル作品にも出演。自主企画オペラなどの企画・演出なども手掛ける。関西歌劇団理事。上方オペラ工房メンバー。茨木市音楽芸術協会会員。大阪音楽大学講師。平成17年度大阪舞台芸術新人賞受賞。平成25年度大阪文化祭賞奨励賞及び、吹田市文化功労者賞受賞。

※都合により、出演者、演奏曲目等に変更のある場合がございます。予めご了承ください。

【出演者変更のお知らせ】
ベッペ役で出演を予定しておりました近藤勇斗氏は、体調不良により出演することができなくなりました。
代わって島影聖人氏が出演いたします。近藤勇斗氏の出演を楽しみにしていらしたお客様には心よりお詫び申し上げます。

島影聖人

あらすじ

【プロローグ】

幕が上がる前に、旅芝居一座の座員のひとりトニオが現れ、「人を笑わせる商売の道化役者も、普通の人間と同じく血と肉で出来ている。悲しみや苦悩を感じるのは一緒です」と前口上を述べる。

【第1幕】

19世紀後半、舞台はイタリアの南部、カラブリア地方。聖母マリアが天に昇った記念日、聖母被昇天祭の祝日(8月15日)。カニオを座長とする旅芝居一座が村にやってくる。カニオの妻は、一座の女優ネッダ。ネッダは孤児として生まれ、カニオに親同然に育てられ結婚したのだった。しかし、嫉妬深い夫に嫌気がさして、空飛ぶ小鳥のように自由になりたいと願う。そこへトニオが現れ、彼女に言い寄るが、ネッダはトニオに見向きもせずにムチで追い払う。実はネッダにはこの村にシルヴィオという愛人がいたのだった。ふたりは密かに会って、駆け落ちの約束をする。それをこっそり陰から見ていたトニオはカニオをその場に連れてくる。カニオが現場に飛び込んだところでシルヴィオは逃げ去り、カニオはネッダに「今逃げた男の名前を言え」と激怒する。そうこうするうちに芝居の開演時間が迫っており、急いで支度をするように座員のベッペがカニオに伝える。カニオは道化師の衣装を着け、白粉を顔に塗りながら、自分の苦悩を笑えと鼓舞し、舞台へと向かう。

【第2幕】

村の広場に村人たちが集まり、お待ちかねの芝居が始まる。ネッダ扮するコロンビーナが恋人アルレッキーノを待ちわびているところへ、トニオ扮するタッデーオが現れ言い寄るが、あっけなく蹴り飛ばされ退場する。アルレッキーノとコロンビーナが逢引を始めたところに、タッデーオが「パリアッチョ(道化師である夫)が帰ってきた!」と急を告げる。パリアッチョを演ずるカニオは、コロンビーナが逃げ出すアルレッキーノに向かって「今夜からずっと、わたしはあなたのもの」と言うのを聞いて、それが先ほどの現実世界と同じ台詞であることに混乱し、芝居と現実との見境がつかなくなっていく。「情夫の名を言え。俺はもう道化師ではない」と叫ぶカニオの迫真の演技に、村人は拍手喝采する。ネッダは危険を悟り逃げ出そうとするが、ついにカニオは彼女を刺殺し、ネッダを助けようと舞台に上がってきたシルヴィオもまた、カニオに殺される。村人たちが大混乱の中、トニオは「喜劇はこれでおしまいです」と告げ、終幕となる。


主催・お問合せ
(公財)茨木市文化振興財団 TEL 072-625-3055
茨木市音楽芸術協会

後援
茨木商工会議所 茨木市観光協会

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