公演案内

音楽 主催

第279回公演/茨木・午後の音楽会

※終了しました

岸本 力 デビュー50周年 バス・リサイタル

~次なる、茨木へ~

2022年10月16日 (日) 15:00開演 / 14:30開場

チケット取扱
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デビューから50年、そして「茨木市市民栄誉賞」受賞から10年という節目に、
故郷茨木で、ロシア民謡からオペラや昭和歌謡など幅広い楽曲を、未来に目を向けて歌いあげます。

会 場 茨木市市民総合センター(クリエイトセンター)センターホール
チケット
購入・予約

全席指定

4,000円
65歳以上、障害者及びその介助者3,500円
青少年(24歳以下)1,000円

※茨木市観光協会、茨木市勤労者互助会、OSAKAメセナカード各会員は10%引き(割引は本人のみ。この取り扱いは財団窓口のみ。)
※就学前のお子様はご遠慮ください

発売日:8月8日(月)

発売初日はweb及び電話の予約受付のみです。
窓口での取り扱い(お支払い及びお引き取り)は翌日からです。

お問い合わせ (公財)茨木市文化振興財団 TEL 072-625-3055
プレイガイド

ローソンチケット (Lコード:56084)
※ローソンの取り扱いチケットは、ローソン・ミニストップ各店舗で直接購入できます。 ≫詳細はこちら

「デビュー50周年記念リサイタル」を、文化子育て複合施設「おにクル」開館を1年後に控えた故郷の茨木で開催する運びとなり、大変幸せで、喜びと感謝の念に堪えません。
東京藝大の学生の頃、自分のレベルのあまりの低さに、声楽家として生きて行く事は無理だ!と挫折しました。実家の茨木福井で農作業を手伝いながら、口ずさんだ「ヴォルガの舟歌」(ロシア民謡)が、幸運にも私が今日まで歌い続ける原点となりました。ロシア音楽(特にロシア民謡)には、私の大好きな「哀愁」が存在し、故郷の懐かしい風景を浮かびさせます。そして強く生きて行く勇気と心の安らぎを与えてくれます。
しかし、今、ウクライナへのロシアの侵略戦争は、悲しく辛いです。今回のリサイタルは、平和を訴え、平和回復への祈りを込めて歌わせて頂きます。どうぞ多くの方々がご来場下さるようにお願い申し上げます。
岸本 力

出演

バス:岸本 力

岸本力茨木市福井出身。東京芸術大学卒業、同大学院修了。1973年、日本フィル「第九」、大阪フィル「森の歌」でデビュー。文化庁派遣芸術家在外研修員としてイタリア、オーストリアに留学。サンタ・チェチーリア・アカデミー修了。第41回日本音楽コンクール第1位、第5回チャイコフスキー国際コンクールで最優秀歌唱賞。ジュネーブ国際コンクール銀賞。ヴィオッティ国際コンクール銀賞。第39回文化庁芸術祭優秀賞。2012年プーシキン・メダル(ロシア文化勲章)受章、茨木市市民栄誉賞を受賞。オペラでは、「ボリス・ゴドゥノフ」の国境警備をはじめ、「夢遊病の女」のロドルフォ公爵、「魔的」のザラストロ、「ムツェンスク群のマクベス夫人」のボリス等、主役級で数々の舞台に出演。NHK-TV・ラジオなどに出演する他に、世界初演のタン・ドゥン作曲「オーケストラシアター IL Re」(岩城宏之/東響)に出演し話題を呼んだ。また日本フィル主催「ロシア民謡コンサート」で主役と企画を務め、成功させ大喝采を浴びた。本年、6月3日(金)・日経ホールにて「デビュー50周年記念リサイタル」開催。11月14日(月)・第35回デビュー50周年記念リサイタル開催(東京文化小)予定。“ロシア音楽”をライフワークとしており、その目覚まし活躍は、“日本屈指のバス歌手”であると同時に、“ロシア音楽の第一人者”として高く評価されている。日本音楽コンクール、国際オペラコンクール in SHIZUOKAの審査員等を歴任。武蔵野音楽大学、桐朋学園大学院各非常勤講師。日本・ロシア音楽家協会副会長。二期会ロシア歌曲研究会及び二期会ロシア東欧オペラ研究会代表。

ソプラノ:大倉由紀枝

大倉由紀枝福島県いわき市出身。国立音楽大学卒業、東京芸術大学大学院修了。二期会オペラ研修所22期生(修了時最優秀賞受賞)。第13回民音コンクール第1位受賞後イタリア留学。1981年「カプレーティ家とモンテッキ家」のジュリエッタでデビュー以来、プリマ・ドンナとして活躍。小澤征爾指揮「ホフマン物語」のソプラノ4役を始め、二期会創立40年記念公演「蝶々夫人」のタイトルロール、二期会創立50年記念公演「フィガロの結婚」の伯爵夫人、新国立劇場・二期会共催公演「アラベッラ」のタイトルロール、二期会=ケルン市立歌劇場共同制作「ばらの騎士」の元帥夫人など記念的公演に次々と登場、常に安定した歌唱をもって、大舞台を次々と成功に導いた。また大学や二期会研修所などで講師として後輩を指導する中、新国立劇場主催オペラ「鹿鳴館」の朝子役を初演(2010)再演(2014)と出演、2017年には、福島県立音楽堂にて、福島オペラ「乙和の椿」の乙和役に出演、オペラ歌手36年の集大成として熱演した。コンサート活動に於いても、ベートーヴェンの「第9」「ミサ・ソレムニス」を始め、ヘンデル「メサイア」モーツァルト、ヴェルディの「レクイエム」ブラームス「ドイツ・レクイエム」マーラー「復活」「千人の歌」ブリテン「戦争レクイエム」等幅広いレパートリーを持ち、これまでに国内外の著名な指揮者やオーケストラと数多く共演しており、実力と華を兼ね備えた日本を代表するソプラノの一人である。本年6月サントリーブルーローズにて二期会創立70周年記念コンサートに出演。現在、国立音楽大学特任教授、玉川大学客員教授、日本演奏連盟会員、二期会会員(幹事、評議員)、いわき応援大使。

バス・バリトン:岸本 大

岸本大玉川大学芸術学部パフォーミング・アーツ学科卒業。武蔵野音楽大学大学院音楽研究科修士課程修了。《コシ・ファン・トゥッテ》グリエルモ役、《ドン・ジョヴァンニ》マゼット・騎士長役、《魔笛》ザラストロ役、《後宮からの誘拐》オスミン役、《こうもり》フランク役、《椿姫》ドゥフォール男爵役、《ボエーム》コッリーネ役、《蝶々夫人》ヤマドリ・神官役、《カルメン》ダンカイロ役、《子供と魔法》肘掛椅子・木役、《利口な女狐の物語》行商人ハラシュタ役、《光太夫》小市役等で出演。東京二期会《ジャンニ・スキッキ》グッチョ役で二期会デビュー後、《椿姫》《フィデリオ》にもソリストとして出演。また《ばらの騎士》などで合唱ソロをつとめる。コンサートにおいても、バッハ《マニフィカト》、ベートーヴェン《交響曲第9番》等でソリストを歌う。また2014年、ロシアのサンクトペテルブルグ日露友好協会会館における交流コンサートに出演。これまでに声楽を柿沼伸美、黒田博、エレーナ・オブラスツォワの各氏に師事。オペラ団体「歌劇者」、合唱団「東京ジングアカデミー」各代表。プロオーケストラへの合唱マネージメントにも力をいれており、好評を得る。日本ピアノ調律・音楽学院講師。二期会会員。

ピアノ:小笠原貞宗

小笠原貞宗武蔵野音楽大学ピアノ科卒。在学中、市川儀一郎、ヘルムート・ブラウス、グレーテ・ヴェーマイヤーの各氏に師事。二期会駅伝コンサート、「東京の夏」音楽祭など、数多くのコンサートに出演。ポピュラーからクラシックまで幅広いレパートリーを持つアンサンブル・ピアニストとして共演者から強い支持を受けている。岸本力氏とは、同氏バスリサイタル、二期会ロシア歌曲研究会その他の公演で長年共演を続けている。ソリストとしては、ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第1番、モーツァルト/ピアノ協奏曲第9番、第23番、第27番を演奏し、好評を博す。CD録音に、マーラー『子供の不思議な角笛』、モーツァルト『ピアノ協奏曲第9番』(Lucis レーベル)等、多数。自作曲「『明治』の教へ」「『平成』の誓ひ」「慈雨」「To Meet Anne Again」等をYou Tubeで公開している。専門誌「レッスンの友」「ムジカノーヴァ」に論文多数寄稿。尚美学園ミュージカル科講師。

プログラム

ロシア民謡:ヴォルガの舟歌
      行商人  
岡野貞一:もみじ 
團伊玖磨:オペラ「夕鶴」よりさよならのアリア
喜多條忠くんを偲ぶ 
南こうせつ:神田川
石山恵三:各駅停車
モーツァルト:オペラ「フィガロの結婚」よりフィガロのアリア(もう飛ぶまいぞこの蝶々)
ノヴィコフ:道
ロシア民謡:2つのギター
レハール:メリー・ウィドーのワルツ
ほか
※曲目は変更になる場合がございます。予めご了承ください。


主催・お問合せ
(公財)茨木市文化振興財団 TEL 072-625-3055

後援
茨木商工会議所 茨木市観光協会

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