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上映会&トークセッション

※終了しました

田中功起『可傷的な歴史(ロードムービー)』

現実とフィクションが交差する拡張されたドキュメンタリー

2022年01月08日 (土)

13:00上映/12:30開場
14:45トークセッション
16:00終了

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追手門学院大学社会学部芸術文化事業 映画上映会&トークセッション

会 場 茨木市福祉文化会館(オークシアター)文化ホール
チケット
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参加料:無料(要申込)

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お問い合わせ (公財)茨木市文化振興財団 TEL 072-625-3055

「可傷的な歴史(ロードムービー)」

2019年/スイス、日本/カラー/78分
監督・プロデューサー・編集:田中功起
出演:鄭優希 クリスチャン・ホファー

世界中でこれほどまでに排外主義が表面化すると誰が予想していたであろう。異なる人びとが「いかに共に生きるか」という問いは空しいものになってしまったのだろうか。
本作は、私たちの住むこの社会の深奥を二人の主人公の対話をもとに紐解いていく。東京に暮らす在日コリアン3世とチューリッヒから来た日系スイス人の二人。初対面の二人が、ともに荒川や川崎を旅し、在日コリアン排斥の過去と現在に出会っていく。関東大震災後の虐殺の現場やヘイトスピーチの行われた地域、それらを移動しながら関連する法律を読み上げ、その過程で二人は少しずつ心を開き、いままで語れなかった感情を言葉にしていく。私たちはどのようにして誰かを理解するのだろうか。誰かの複雑さを、どのように受け止めることができるのだろうか。現実とフィクションが交差する拡張されたドキュメンタリー。
(田中功起)

◆トークセッション
本作を関西で最初に上映したのは THEATRE E9 KYOTOです。そのシアターは、京都の朝鮮学校の前でヘイトスピーチがされだしてから十年後の2019年に、東九条で幕を開けました。茨木市の文化ホールもそうですが、劇場は、人々が語る (騙る)ことで心の歴史を創ってゆくところです。今回のトークセッションでは、この映画をめぐる社会問題や背景、そして文化施設の意味などについて、話し合います。
(企画者 追手門学院大学 富田大介)


主催
追手門学院大学社会学部

共催
茨木市文化振興課
公益財団法人茨木市文化振興財団

協力
追手門学院大学社会学部社会文化デザインコース

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