※終了しました
2026年02月21日 (土) 〜 2026年02月22日 (日)
① 2月21日 13:00開演『ゴドーを待ちながらを待ちながら』
② 2月21日 18:00開演『ゴドーを待ちながら』
③ 2月22日 14:00開演『ゴドーを待ちながら』
各30分前開場
『ゴドーを待ちながら』は、1953 年にパリで初演。ゴドーを待ち続ける男ふたりの姿を描いた物語で、「ゴドーとは何か」が、社会の変遷とともにさまざまな解釈が展開されてきた名作です。
一方、『ゴドーを待ちながらを待ちながら』は、『ゴドーを待ちながら』を上演する劇場の楽屋を舞台に、出番を待ち続けるアンダースタディーふたりの姿を描きます。ウィットと演劇愛にあふれたコメディで、日本初演となります。
会 場 | 茨木市市民総合センター(クリエイトセンター)センターホール |
---|---|
チケット 購入・予約 |
全席指定 各7,700円 ※茨木市観光協会、茨木市勤労者互助会、OSAKAメセナカード各会員は10%引き(割引は本人のみ。この取り扱いは財団窓口のみ。) 発売日: 12月18日(木) 発売初日はweb及び電話の予約受付のみです。 ※ibabunメール・LINE会員向け先行販売(抽選)あり
|
お問い合わせ | (公財)茨木市文化振興財団 TEL 072-625-3055 |
プレイガイド |
ローソンチケット (Lコード:ゴドーを待ちながら 51727 / |
---|
作:サミュエル・ベケット
翻訳:岡室美奈子
演出:西本由香(文学座)
【出演】
エストラゴン:小倉久寛(劇団スーパー・エキセントリック・シアター)
ウラディミール:横堀悦夫(青年座)
ラッキー:佐藤銀平
ボゾー:釆澤靖起(文学座)
少年:上野黎也(劇団ひまわり)
【あらすじ】
木が一本立っているだけの何もない道。ウラディミールとエストラゴンという2人の浮浪者が、ゴドーという人物を待ち続けている。2人はゴドーに会ったことはない。そこにポッツォとラッキーがやってくる。ポッツォをゴドーと勘違いするふたり。少年がやってきて、「ゴドーは明日来る」と伝言し去っていく。それでも、やってこないゴドーをただ待ち続けるふたりだが……。
作:デイブ・ハンソン
翻訳:万里紗
演出:西本由香(文学座)
【出演】
エスター:加藤虎ノ介
ヴァル:津村知与支
ローラ:朝海ひかる
【あらすじ】
『ゴドーを待ちながら』を上演中の劇場の舞台裏。アンダースタディーのエスターとヴァルはいつ来るかわからない出番を果てしなく待ち続けている。そこに舞台監督助手がやってきて、「俳優業なんてだれでもできる、舞台の進行のほうが難しい」と言って去っていく。それでも待ち続けるしかない2人。舞台裏という身動きできない場所で、人生や芸術、演劇論を語り合いながら待ちづけるアンダースタディーこそ、本当に『ゴドーを待ちながら』を理解できるのではと描く、皮肉が効いたコメディ。
【演出・西本由香 コメント】
今何かを「待つ」時には、ついついスマホに手が伸びる。コスパ、タイパが重視される時代の中で、ただ「待つ」ことには耐えられない、1 分 1 秒でも有効に使いたい。その一方で、自分たちが死亡率 100%の存在であることを思い出せば、最も合理的なのはさっさと死ぬことという結論に行き着いてしまう、その滑稽さ。(そういえば劇中には「墓穴にまたがってこどもを生む」という一節も出てくる)ベケットはその滑稽さを暴きたて、この世界をそのようなつくりにしている「何か」に、かなり手の込んだやり方で逆襲しているのではないか。そんな「何か」なんて存在しないかも知れない、ということを自覚しながら。
そんなベケットへの、一つのアンサーのように書かれた『ゴドーを待ちながらを待ちながら』こちらは『ゴドー〜』上演中の楽屋を舞台にしつつ、演劇の虚と実を軽やかに捻り合わせながら、今私たちが『ゴドー』とどう付き合うかの道標となってくれる作品。この両作品はそれぞれが互いの反射によってより豊かになる、二作品を同時に立ち上げることの醍醐味を日々実感しています。
【西本由香 略歴】
日本大学藝術学部演劇学科演出コース卒。2006 年文学座附属演劇研究所入所(46 期)。2012 年座員に昇格。劇団内外で主に鵜山仁、松本祐子の演出助手を務める。2018 年 12 月『ジョー・エッグ』で文学座アトリエ初演出。2019 年 1 月より 1 年間、文化庁新進芸術家海外研修制度により渡独、マキシムゴーリキー劇場及びシャウビューネにて研修。近年の主な演出作品は、『病気』(名取事務所・吉祥寺シアター)、『アンドーラ』(文学座アトリエの会)『ミネムラさん』(劇壇ガルバ)、『リセット』(文学座アトリエの会)、『肝っ玉おっ母とその子供たち』(文学座本公演)などがある。
美術:杉浦充
照明:吉本有輝子
音響:早川毅(ステージ・オフィス)
衣裳:萩野緑
演出助手:石塚貴恵
舞台監督:矢島健
制作:村田紫音
プロデュース:田窪桜子
企画・制作:アイオーン
主催
(公財)茨木市文化振興財団 072-625-3055
後援
茨木商工会議所 茨木市観光協会
★東京公演 2025年1月30日(金)~2月15日(日)@赤坂RED/THEATER ≫詳細はこちら